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学校作業療法室推進プロジェクト

目標金額
500  万円
寄附実績(過年度分を含む) 0万円〕
SDGs目標
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最小寄附金額は10万円となります。
また、市の広報誌やホームページ、SNS等により、
ご寄附をいただいた旨をご紹介させていただきます。

■ プロジェクト概要

 発達のつまづきや障がいのある子どもたちの支援として、飛騨市では医療系の専門家との連携を重視しながら、世代を区切らず市民のあらゆる生きづらさに対応する「地域生活安心支援センターふらっと」を中心にその支援を実践しています。そこに専門性ある作業療法士、言語聴覚士、公認心理士等に加わっていただき、様々な相談事案に対する的確な評価・見立て・具体的支援から関係機関へのつなぎなどを行っています。

 飛騨市のこどもの育ちには専門家による専門性ある介入を自然な形ですべての子どもたちに届くよう取り組んでいます。乳児期からの身体調和支援という取組から始まり、就園期からは作業療法士が遊びなどを通じて関わりその子その子の強みを明確化します。就学期からは、市内小中学校に作業療法室を配し、作業療法士が全ての小中学校に月2回定期訪問してすべてのこどもたちを対象に、学校という生活現場の中で困難があっても自身で乗り越えられる力を育む取組を展開しています。なりたい自分の姿に向けた「作戦」を立て、その実践から改善を教員に代わって作業療法士がその子に合った環境調整や具体の支援を行い、学校でのこどもの育ちと教員の支援スキル向上を専門的にサポートしています。

 実際にその取組による効果もでてきており、全国でも初の「学校作業療法室」の取組として、各地のこども支援関係者から着目され始めていますが、この学校作業療法室による市内のこどもの育ち支援はもちろんのこと全国普及モデルとなるべく、学校作業療法士の人材育成や取組展開ノウハウ等をまとめた本の出版、エビデンスの確立等のための研究活動を行います。

■ 寄附金の使い道

・全国初のこの取組の展開ノウハウを本書籍にまとめ出版し、他地域への横展開を図ります。

・全国の学校作業療法に興味のある作業療法士に、長期インターンシップとして実際の学校作業療法室現場で実践  

 経験を積める機会の提供を検討します。

・大学や専門学校と連携した、社会的作業療法士の育成協力や学生への学校作業療法体験の提供に活用していきま

 す。

・全国の学校作業療法に興味ある教育機関、福祉サービス機関等の教育関係者や作業療法士等各種専門職の交流の

 機会づくり、全国的フォーラムの開催など全国的な機運づくりに活用していきます。

■ メッセージ

 飛騨市では、作業療法士がもつバイオ・サイコ・ソーシャルにトータルに関わり、こどもたちの将来に向けたウェルビーイングを充実できるその職能に着目しています。こどもたちが育つ上で最も影響を受ける環境である「学校」という全国共通の舞台で作業療法士がその職能を全開していくことで、こどもたちの人生がより豊かなものになっていくことを確立、普及できるようご支援いただければ幸いです。この全国初の「学校作業療法室」の前進にご支援いただきました企業様は、関連サイトや市ホームページ等でご紹介させていただきます。

■ プロジェクトの進捗状況

 昨年度までの試行的取組を経て、学校作業療法室は今年度から市内全小中学校で展開を始めています。昨年度学校作業療法のもつポテンシャルの高さを世間に大きく説いた飛騨市ウェルビーイングフォーラムを今年度も飛騨市創立20周年記念に合わせ、さらに盛大に開催を計画しており学校作業療法の具体的成果やさらに思春期時の自分探求を合わせ、こどもが社会参加していく中でいかに有益につながっていくかをお示ししていこうと考えています。また、学校作業療法のノウハウをまとめた書籍の出版準備も進めています。

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